風の木クリニック

名称ロゴ青-影2.jpg  風の木クリニック / 精神科医 高橋和巳


■診察に対する考え方



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■精神療法が治療の軸です − 薬と精神療法との関係

 
 「悩み」と「病気」※1とは、連続しています。ある悩みが長く続き、辛さ=症状が固定してしてしまうといわゆる「神経症」や「うつ病」になります。病気の症状は薬で軽快、軽減しますが、もとの悩みそのものは薬では消えません。薬の役割は、患者さんの気持ちと体を少しでも楽にして、もう一度悩みに向かいあえるように、そのきっかけを与えることです。
 そうして、悩みに向かい合った患者さんを支援するのが精神療法(=カウンセリング)です。
 当院では、必要な時期に必要な薬を処方しながら、精神療法を軸にした治療を進めていきます。
 

 ※1ここでいう「病気」は心の悩みから生まれる、神経症やうつ病などのことです。精神病や発達障害は含みません。両者の違いは次の項目を参照ください。また、当院でできる治療については「診療内容−どんなことで相談ですか?」の内容もご覧ください。
 

 

■精神病と、神経症・うつ病との治療法の違いは?

 
■精神病は「脳機能」の障害をベースにして発症します。
脳の障害とは、神経細胞の代謝のバランスが壊れたり、神経細胞間の伝達物質が過剰になったり欠乏することです。
統合失調症や躁うつ病(注:躁うつ病はうつ病とは異なる病気です)がその代表的なものです。
これらの病気の治療法は脳機能を正常化させるために、薬物療法が基本となります。また、精神状態が悪化して一時的に「自分を失ってしまう」状態になる場合もあり、その時には入院も必要になります。
■一方、神経症や多くのうつ病は、心の中の「葛藤」(=心の中のストレス)が原因となって発症します。
葛藤というのは、二つの感情がぶつかり合って、もがき苦しんでいる状態です。
例えば、「もっと頑張って働かなくてはいけない」という気持ちと、実際は、「もう疲れた、休みたい」という気持ちがぶつかり合っているとします。すると、”休みたいけど休めない”、という状態が続き、精神が疲れきって、うつ病になってしまいます。
病気になってしまったら、休みをとったり、緊張を和らげたり、元気を引き出すために、まずは、薬が必要です。しかし、もともとの原因は、「葛藤」にあるので、少し落ち着いたら自分の心に向かい合って、心を整理して、葛藤を解消していく作業が大切なのです。
 
 
 

■精神療法・心理療法・カウンセリングの違いは?

 
■精神療法と心理療法は、ほぼ同じです。英語ではともに、psychotherapyです。
カウンセリングは、精神・心理療法よりも広い意味で使われていますが、心理カウンセリングなどという場合には、心理療法とほぼ同じ意味になるといっていいでしょう。
当院では、便宜上、通常の保険診療の枠内で行うものを「精神療法」と呼び、保険とは別に1回50分の長い時間をとるものを自費の「カウンセリング」と呼んでいます。
ともに、高橋 和巳医師が行います。(当院には心理カウンセラーはおりません)
 

 
 
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「風の木」とは、風の中に立っている木です。
季節が移りかわり、時代が変わり、道を行きかう人々が変わっても、
木は静かに立ち続けています。
 
冬の吹雪の時は、その根元の吹きだまりが小さな風よけになるでしょう。
真夏の太陽の下では、そよ風の通り抜ける木陰を作ってくれるはずです。
春には、木を取り囲むような陽だまりに野の花が咲き、秋には落ち葉が柔らかく降り積もります。
 
旅人は、澄んだ青空に立つ「風の木」を見上げ、
大きな幹に寄り添っていっときの休息を得て、
それから、また歩きはじめます。